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ご依頼の経緯
川口市西川口にある飲食店様より、「また排水がつまったのでお願いできないか？」とお電話を頂きました。有難い限りで半年くらい前に作業をさせていただいたお客様からのリピートです。夜中でしたが迅速にお伺い。ただ１点難点があってビルの中に入っている店舗様なのですが、排水経路が複雑で潰してある桝があったりと排水の出口が解らなかったんですよね。前回は店舗側のグリストラップ（油を除去する装置）の排水口からアプローチ、30分くらいで解消したのでした。
作業内容
今回も同じであろうと思い店舗側のグリストラップの排水口からアプローチ。
水は一度抜けていくのですが、その後通水テストをすると直ぐに水位上昇がみられるのです。同じ作業を３回くらい繰り返しましたが一向に改善しないので困っていたところ、お店のスタッフの方から外でワイヤーが回る音がするとのヒントを頂きました。
油が浮いていて店側から入れたワイヤーが出てきました。ただ常識を疑ったのは、これは雨水桝だったんです。後付で雨水管に排水管を繋げている構造でした。地域によっては雨水と汚水を合流して下水に流す事が許されるエリアもあるのですが、精密に調査はしていませんが恐らく駄目です。
とはいえ詰まりを抜かない事にはお店の営業もままならないので、雨水桝に入っている砂利を除去（水はけを良くするためにしかれているそれが、排水口をふさいでいた）
意図して敷いたのかわからないので、お店様側に慰留するようにアドバイスし見えてきた排水口からワイヤーを入れてアプローチ
最終桝の方からワイヤーが出てきました。前回作業させて頂いた時はこの最終桝は渇いた状態で、てっきり潰した桝だと思っていました。要するに薄いで浸透桝なので、お店の雑排水を少しずつ地中にしみこませつつ、雨水桝がため池の役割をはたしていた状態でした。
おそらくこれはビルのオーナー様の方で改善する義務があると思いますので、お店様にはその旨を伝えて取り敢えず排水が下水に流れるのを確認して作業を終了いたしました。
余談ながら敷地内の排水詰まりに関してはほぼ100%改善している自負があります。よく他社さんが逃げた案件が入り込んでくる事もありますが、アプローチ方法が間違ってると、全然関係無い箇所を永遠と作業しても改善しないですからね。
ただアプローチ方法が違うって言うのが判断できるようになるのが経験なのかな？と最近思います。どう考えても10mしかないのに15mのワイヤーが入っても水が抜けないとか、そういうのが解ってくるのが凄く楽しくもあります。ただ調子に乗ってると、明日あたり泣きべそをかくような事態になりそうなのでこの辺にしておきます。
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