排水つまり 川越



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ご依頼の経緯
お昼前位ですね。仲間から連絡があり、作業中にワイヤーが抜けなくなったと。ワイヤーとは排水管の中をぐりぐりする道具ですね。普通は排水管の中に入れるとき例えば右回転で入れていけば左回転をさせながら引くと抜けるのですが抜けず、引っ張るの手伝って欲しいというので現場へ急行

作業内容
現場到着(埼玉県川越市脇田本町)


私「・・・・・・・・・・」
彼「・・・・・・・・・・」
私「ワイヤーないじゃん?」
彼「全部入ちゃった」

入ちゃったじゃねーーーー!と突っ込みをすかさず入れました。抜けないので引っ張ったら抜けなくてその反動でワイヤーはバネになっているので入ってしまったんですね。

お店のオーナーは怒っていませんでした。寧ろ一緒に引っ張るのを手伝ってくれたそうです。作業ミスでワイヤーが抜けなくなる現場なんてものは殆ど無く、抜けなくなる前に普通はワイヤーがそこまで入らないのです。ですが入るということは100%排水管に問題があり使用するワイヤーが良質な物の為に入ってしまったのです。

取り敢えず管内カメラ調査すると、上階なので縦管に最後は繋がるのですが、縦管に行くまでにありえない程折れ曲がっているんですよね。

ちょっと図にした方が早いので


基本的にワイヤーはせいぜい3回程折れれば入っていきませんし、普通はメイン管につながるまで多くても3回くらいの曲がりがあるだけです。右、右、右、右で一周しますからね。右、左、右、左⇐こういうのもおかしいですね。右、左、⇐、こんな説明をしていると必殺技を繰り出せるんじゃないか?という気分になります。

本来のあるべき姿は下記図で

橙色に経路が引かれていれば詰まりにくいし、またワイヤーが抜けなくなることも無い。といってもこれは実はカメラを入れた段階ではここまではっきり解らなかったんですけどね。カメラはワイヤーよりもケーブルが弱いので無理に入れてカメラケーブルまで抜けなくなるといよいよ大事です。余談ながらワイヤーを抜くために点検桝をつくる工事費よりもワイヤーが回収できなかったときのワイヤー代金の方が高いです。

それだけ良いワイヤーはびっくりするくらい値が張ります。つまり意地でも改善させワイヤーを回収させて頂く必要があります。

店のオーナーに施工時の状況を尋ねると今のオーナーの前にもお店があり、そのお店を改修せずそのまま使用しているので不明とのことでした。どちらにしてもワイヤーを回収しないとなりませんし、詰まりは完全に抜けておらず、またこの状況ならどこの会社も手を出さないと思いますので、点検桝を設ける事を提案しました。それならば今後はお店の方でも清掃できますので。


管内カメラでおおよその排水管の位置を特定していたので、切断する場所を決めて作業を開始。


開けてみると排水管がありました。ここからたやすくワイヤーを取り出す事ができました。中にたまっているのは油です。油をワイヤーが一部粉砕しましたが、かなり末期状態です。僅かな隙間しか水が流れない。ついでに下を覗いてみると、上図の仕切りの部分が床下まで来ており、恐らく仕切り板を一部切除して排水管を通すのが面倒なので、上図のような無茶苦茶な排管経路にしたのだと推測されます。

「仕切り板下まできちゃってるよぉー」
「まじ?」
「じゃー仕切りのないところまで排管ひっぱちゃおうー」
「ばれねーかな?」

そんな当時の施工会社さんの会話が聞こえてきそうです(笑)まぁ前のオーナーもコスト追加が嫌だったのかもわかりませんが、今の店のオーナーさんはたまったものじゃないですよね。

ご迷惑をかけた事もあり、作業代金は大幅にサービスさせていただき、後は溜まっている油を高圧洗浄で吹き飛ばして、点検口の蓋を綺麗に仕上げて終了です。




結果としてはオーナー様は凄く喜んで下さいました。今までだましだまし水を使用しており、いよいよ溢れてきたので電話を頂いたそうです。直ぐに再発(1,2年)は無いでしょうし、あっても今度はお客様ご自身での清掃が可能です。

最初見た時は肝を冷やしましたけど、とても勉強になる現場でした。結果としてワイヤーが回収できなくなるような事は今まで一度もありませんが、キモを冷やす現場は正直多いです。それでもやるしかない!と言うのが排水つまり抜きを行う者の宿命ですね。どれだけ現場を経験してもこの恐怖はなくならないです。

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2017年02月2日