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ご依頼の経緯
小平市鈴木町にある学生寮を管理する会社様より寮の厨房排水が詰まったので改善してほしいと夜間にご依頼を頂きました。
作業内容
グリーストラップと呼ばれる排水する際に油を分離する装置があるのですが、厨房の排水を流すとそのグリーストラップの水かさが上がってくる状態でした。
まず電動トーラーと呼ばれるワイヤーを電気で回転させながら挿入していく工具を用いてワイヤーを入れていったところ、10m入ったあたりで水が引いていきました（一時貫通）ただワイヤーを引き戻したときにワイヤーに油がついているので、これは排管自体が相当汚れている状態ではないかな？と思い、ビルの外の桝を確認しにいったのですが、桝は2カ所あるのですが開かない（1か所はさび付いていて固着、もう一カ所は上にガス器具が設置されており、アンカー（固定器具）が打たれている状態でした）
外側（下水側）からは確認が出来ないので、管内カメラをグリーストラップから挿入するとやはりものすごい量の油が見て取れました。ケーブルも最初3m程度しか入らない状態。つまり排水管に一時的に穴をあけたけども、油がびっしりな状態です。
上の写真は最終的な写真です。排水管の40％程度の穴を開けましたが、最初水が引いた時（詰まりが抜けた時）は10％程度の隙間しかありませんでした。
夜間であるため、あまり大きな音を出せないので、圧力の高い高圧洗浄（油を取るため）は使用できず、また直ぐの再発を防ぐために、より太いワイヤーを入れました。後日どちらにしても高圧洗浄が必要な事をご提案しつつ、しばらくは詰まる事の無いこともお伝えし作業を終えました。
管内カメラを使わなくても、引き抜いた際のワイヤーに付着している油カスなどのを見ればある程度は解るのですが、カメラを入れると一目瞭然です。1日、2日で油が気化して固まり、管を閉塞する事は無いですが、例えば崩れた油が、先に進み細くなっている排水管の部分に刺さり完全閉塞を起こす可能性はあります。高圧洗浄まで必要なケースとそうではないケースもありますので、弊社ではより正確な作業をご提案するため、カメラなどを導入しております。
本現場に関しましては夜間のため、後日高圧洗浄作業などをご提案し、暫く通水テストを行い問題ないので、作業を終了いたしました。
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