お店下水つまり/市川市



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市川市下水つまり事例


ご依頼の経緯

市川市鬼越にあるラーメン屋さんから下水が流れないとお電話を頂きました。以前にもお仕事を頂いた事もあり、勝手知ったるというか排水経路はある程度把握している現場です。前回詰まったのは半年近く前で高圧洗浄で殆ど油を取りましたので、正直半年で詰まるとは考えにくく、何が原因だろうか?と思いながら現場にお伺いしました。
作業内容

お店のスタッフの方がおっしゃられるにはトイレからナプキンが流されたのではないか?とのことでしたが、厨房の点検口を覗くと既に詰まっている状態です。

簡単に図にすると、トイレが一番上流側で、厨房の排水管と合流して外の下水に流れている排水経路だったのですが、点検口に水があるということは、トイレ付近のつまりではないということです。上記の理由から建物の外の下水桝から水を逆噴射(掻きだしながら)点検口に向けて高圧洗浄をかけるのが早いと判断しました。

しかし15分程度作業を継続するも、油などは一切出て来ず、高圧洗浄機に接続されている洗管ホースも8m程度しか下水の中に入らない(ここに何かある?)と思いながらも水圧はかなり強いので、異物が崩れるのをまっていると・・・

砂利が出てきたのです。これはマズイと(経年劣化によって桝等のコンクリートが腐食していて、長く強い圧をかけるとコンクリートを破壊しかねない)考え、アプローチ方法を変えました。

店舗内の点検口側からトーラーと呼ばれるワイヤーを送り出す機材でぐりぐり回しながら排水管を清掃する作業に切り替えました。ただ店舗内の排水管は細いので細いワイヤーを使用。詰まっている状態で見えにくく、何度か下水側に行かせたいのをトイレとかグリストラップ側にワイヤーが行ってしまいましたが、何回か作業を繰り返すと意図した方向にワイヤーが向い詰まりを粉砕。

ワイヤーは水圧による洗浄ではないので、こべりついた油を洗浄するのではなく、油の塊に穴をあける作業なので、油が残ってないか管内カメラをいれましたが、多少油の塊が見れたので店側からも高圧洗浄を行いました。弊社に依頼していただいてるのに、直ぐ詰まりを再発させてしまっては申し訳ないですからね。

丁寧に残りの油を除去。ただし、詰まっていた原因は油ではなく、恐らくトイレから流れた異物が厨房を越えて下水につながるまでの排水管の中で曲がり角が何か所かあり、そこにひっかかって詰まらせる状態でした。建物の外で、汚水管と排水管を合流させていると、厨房の排水は流れないけどトイレは流れるなどの状態になるのですが、1系統の場合は1か所つまると全部アウトになる状態です。それでいて管口径が細いので詰まりやすい状態にはある状態です。

とは言え、なるべく次に排水つまりを起こすまでの期間を長く維持するために、綺麗に排水管を全部洗いました。詰まりが抜けたら終わりでは少し無責任かなという気もしますし、何よりお客様には喜んで頂きたいですからね。最終桝(下水桝)に店舗内から入れた高圧洗浄の洗管ホースが出てきているのを確認して、作業を終了いたしました。


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2017年03月12日