お店下水つまり/つくば市



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つくば市下水つまり事例

ご依頼の経緯
つくば市台町にある飲食店様より、グリストラップから先がつまっているとのことでお電話を頂きました。お電話である程度お聞きしたのは、以前もキャップが出て来たらしく、ワイヤー作業で貫通するのではないか？とのお話でした。それならば直ぐ終わりますね。と意気揚々と現場に到着。

作業内容

グリストラップというよりは正直排水層なだけ？の形状をしていたのですが、取り敢えず排水層の深さを調べると水深1m程度。だいぶ深い状態です。ただ排水口は手をいれると直ぐ握れるか所に笠があるのですよね。それでもその先が解らないので一度水中ポンプを使用して水を送水することに。


なんじゃこりゃっ！！←気分は松田優作さんで、金属でかつシールテープで完全に固着していて一切外れない。トンカチやバールなどを用いてもびくともしない。しかも無駄に深い。最後にお店の排水がつまったのは3年前だそうですが、よくこの排水でつまらないと思ったら給水してみると納得。1つのビルの１Fに3店舗お店が入っているのですが送水ポンプの圧が弱すぎる。どのお店も水を殆ど使わない状態でした。

そんな事もあるんだなぁと思いながらも水を抜いたけど、対処のしようが無い状態です。外の桝を確認してみると、トイレと排水は別系統でしかもトイレは厨房裏の排水に流れているのですが、どうも雑排水は店側の客席下を通っている状態でした。



図にすると上図のような排水経路です。しかもトイレの排水と雑排水の排水が繋がっているのです。何故断言できるのかというと管内カメラを汚水桝から入れたのです。

とはいえ、経路が解ったからといってアプローチ方法がグリストラップ側からしかないのです。汚水管と雑排水管は高低差があり、トイレの排水管の方が低く、便器側に洗管ホースがいき、排水枡からアプローチしても、お店Aの方にいくので、お客様のグリストラップからのアプローチしかない

とはいえこの状態。40センチくらい下に落ちているし固着して中々動かない。何より排水層の横面の半径より笠の長さの方が長いのでぐるぐる回して取ることもできない。止むを得ないので、切断を提案しました。


出来た開口面より、電動の機材でワイヤーを送り込み異物を粉砕してつまりを改善させました。冒頭にあったキャップは全然関係の無いお話でしたが、正直ワイヤーもかなり強度の高いワイヤーを使用しているので、事単純なお店のグリストラップのつまりなら5分で終わる事も多いのですが、今回は2時間以上かかる現場でした。1時間は私と排水笠との外す外れさせないバトルでしたが、アプローチさえできれば全ての道具は積んであるので、あっという間でした。

お客様に失礼な言い方かもしれませんが、とても勉強になる現場でした。

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2017年03月17日