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戸建て下水のつまり（八王子市内）
外にあるマスから汚水が溢れてきているとお電話を頂きお伺いいたしました。場所が八王子市とのことで、毎日コロナのニュースで気持ちも沈んでいる中、不謹慎ではあるのですが、ドライブ気分も兼ねつつお伺いさせていただきました。春になり暖かくて、「Lemon」を車内BGMにして一人で車を走らせていると・・なんだか涙ぐみました（笑）今回は戸建ての下水つまりですけどね、飲食店様の排水トラブルも多数解決しているので、そういう飲食店様が直撃を受けて店の死活問題で・・・という話を何度も聞くうちに胸が張り裂けそうな思いが続いています。本当、一刻も早くコロナウィルスのやつめ・・滅んでほしいです。
現場に到着して建物の排水ルートを確認。マスの形状をしているのですが、まさに溢れている状態でした。
こっちは最終マスです。最終マスとは公共下水手前のマスです。つまり1枚目の写真から最終マス先までおよそ15m以上汚物が管内にひしめいている状態でした。
こうなると一般的には高圧洗浄・・・と思いきや、下水つまりを自分で解決する場合っていうのは、よく商品などを挙げているサイトはありますが、戸建ての場合は意外と水道ホースだけで解決する場合も多いです。
これは最終マス（2枚目の写真と同じマス）ですが、戸建ての場合のつまりのほとんどは、汚物とペーパーの塊です。何故つまるかというと、溶けにくいようなペーパーだったり、勾配不良が起こると、管内に汚物が滞留をはじめて、結果、水だけがこされて流れていってしまうので、汚物だけがどんどんたまるのです。
ゆえに、水分を与えてやって溶かしていくと流れていくことが多いです。長めの水道ホースをつっこみ水を大量に出す。
最終マスのは綺麗になったのですが、いまだ上流側は1枚目の写真のまんまです。何度通水してもなかなか完全解決してくれない。時間が2時間くらいかかりました。
それは一つには、何度も何度も次亜塩素酸による消毒をしたからなのですが、もともと、今回のコロナに限った話ではなく、ノロなどのウィルスに過去苦しめられたこともあるので、消毒は徹底しているのですが、それにもまして今は神経質すぎるくらい注意しています。煙草は辞められてないのですが・・・・でもそれ以外というか、こっちの方が時間かかった原因なのですが
途中に地面に埋まってた隠れマスがあったのです。築年数が結構あると、誰もそこにマスがあったという認識をなくしてしまうのでこういうのがあると難航します。ここは1枚目と2枚目の写真の間にあるマスなのですが、これがあるために、ここで上流、下流側からのアプローチをしてもここでひっかかるのですよね。
これは2枚目の写真のマスです。抜けてしまえば訳が無い感じなのですけどね。実際水道ホースだけで抜けることも多いと書きましたが、今回は高圧洗浄機（家庭用）も使用しています。家庭用だと圧力はないのですが静かなので、それで十分です。その際に変な音が地中からわずかに聞こえてきたので、（高圧洗浄の洗管ホースがカツンカツンとマスに当たる音）真ん中のマスを発見したのでした。
高圧洗浄こそ使用しましたが、真ん中のマスが解っていれば、下水のつまりは水道ホースだけで抜けたと思います。
要は、水だけが先に流れてしまい、溶けなくなったペーパー類が次のペーパー類をせき止めどんどんつまっていくのが戸建て下水つまりの特徴です。なので、個人で解消しようと思う場合は、排水ルートを把握して、固まっているペーパーを水で少しずつ溶かしていくと解消することは多いです。
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