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ご依頼の経緯
台東区上野駅周辺にある飲食店様のグリストラップが流れないと管理会社様様よりご依頼をいただきました。時刻は夜20時過ぎです。
作業内容
現場に到着すると上写真のような状況で厨房内が浸水している状態です。それでもトーラーを置いて作業できるのかな？と思いグリストラップ内に手を入れるとグリストラップ内に相当な深さがありました。排水口が1ｍ以上した、大きいビルなんかでは当たり前ですけどね。流石にこの状態だとグリストラップの排水口の蓋も開かず、お店も営業中でどうにもならないですが事態を一刻を争うので応援を呼び、送水作業を手伝って貰う事にしました。お客様ご自身がバケツリレーで水をくみ上げる事を提案していただいのですが、溜まってる水の量を考えれば焼け石に水で給水ポンプでくみ上げる事にしました（中々ポンプを摘んでいる緊急屋は少ないですよ（笑））←ここちょっと自慢。
ポンプをグリストラップ内にツッコミ、ただ２Ｆ店舗で１Ｆの下水まで排水をつなげなければならないので、20ｍクラスのホースが必要になりますが、それも抜かり有りません。10ｍと20ｍとホースがあり、連結も可能で30ｍ先まで送水できます。
外階段の１Ｆ部分の通路にピットが設置されていたのでその蓋をあけてホースを連結、直接下水に流す措置をとり送水。30分程度ですかね。ポンプは勢いがあるので目を話せば厨房内が水浸しになることと、１Ｆの方も目を話せば万が一ホースがはずれれば１Ｆが水浸しになるので、どうしても応援が必要でした。
漸くグリストラップ内の全容が明らかになってきました。写真では深さが解りにくいかもしれませんが蓋をあけてここからワイヤー作業ですが、ワイヤーが宙に1ｍ遊ぶので、それを抑える必要がありどうしても2名で作業せざるをえず、一人がスイッチの切り替え、一人がワイヤーを排管に挿入する作業を行いました。
詰まり自体は油が一部エルボ部分（3ｍ先）で固まっていただけで排水管そのものは綺麗なほうだと思います。また排水口径も150㎜なので通常より太い（つまりにくい）直ぐつまりは解消した感じです。
無事作業終了です。今回のキモは仲間がたまたま同じ上野にいてくれたことですね。最初に到着してから30分程度で来てくれました。1人で全てをしようとすると少なくとも2，3倍以上の時間がかかり、下手をすれば溢れた水が階下漏水を招いていたかもしれません。幸い１Ｆ店舗への漏水はなく事無きを得ました。通常満水ではなくて、またグリストラップの底もそれほど深くないと大概は5分から15分で専用ワイヤーがあると改善します。ところが、グリストが深く、満水状態だと平気で2時間、3時間はかかります。今回はそう言う意味では非常に当たり現場でしたが、こう現場を改善させたときほど、遣り甲斐を正直感じるのはあります（笑）難しいからこそ面白いというか。不謹慎ですよね。でも経験が必ず次のお客様の現場で役立つと確信しています。
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