排水つまり解決事例
(高円寺エリア)

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ご依頼の経緯
飲食店を経営なされている皆様におかれましてはこれ、「定期清掃」で「高圧洗浄」しているなんてよく聞く言葉だと思いますが、おやおや本当に清掃されてますかな?と気持ちはフリーザ的なのですが、憎きは悟空。ジャンプ世代なんでごめんなさい。

現場は高円寺にある1F2F店舗のお店さんなのですが、2Fから水が溢れているとのことで、既に数日前にも何社かこられたらしいのですが、一時的に詰まりは改善されるのだが、直ぐつまるとのことで調査依頼と改善できるなら・・・とお電話を頂きお伺いしました。
作業内容
確かに詰まり自体は、最初の写真のワイヤーを入れていくことで簡単に解消するのですが、直ぐつまるとのことでしたので、まず高圧洗浄をしてみることに。

程なくして溢れてきてしまったのですよね。油の質からしてかなり強度のある油です。半年に1度定期清掃で高圧洗浄をしているとお店の方はおっしゃられましたが、どこをどう洗っているのですか?と尋ねるとルート不明。なるほど!難航現場だこれっ!!殆ど何社もこられて解決しない場合は排水管の中が複雑な分岐になっていて点検口が無いケースが殆どです。

詰まっている状態で何も見えないと思いながら、カメラも駄目元で入れてみましたが、詰まっている状態で油べっとりだから、やっぱり全然わからない。ビルの外に行くとそれらしい排水管があるのですが、まぁ経路不明。太いトーラー(ワイヤー)に切り替えて作業をすると

何と1Fのグリストラップの給水口から出てきました。(あっここ経由しているんだ)これで詰まりが完全貫通したかな?と思い2Fから高圧洗浄をしても、その分の水がどうもグリストラップへ出てこない。案の定また2Fで少し溢れたので、何で呑み込みが悪いのか1Fのグリストラップ側から調査

カメラで確認すると、図にすると上図のような排水ルートになっていました。だから定期清掃の時にただ高圧洗浄しても全然意味がない。普通は真っ直ぐ排水管の中を進むだけなので、目くらにあたり、入らずお終い。所謂(世に言う)「なんちゃって高圧洗浄」になってるのですよね。※なんちゃって高圧洗浄は我々(MJサポートスタッフ)が良く言う俗語です。すみませんでした。

↓確認している時の動画ファイルです。

それと、余談ですが高圧洗浄作業やワイヤー作業をカメラを入れながら行うと、結構な頻度でカメラはぶっ壊れます。カメラ滅茶苦茶高いのですよね(笑)だけどもカメラが壊れるのを恐れて大切に扱っていて何も解りませんでした。では意味がないのでドラクエ的に我らパーティーは「ガンガン行こうぜ」で扱ってます。

ルートが解れば、後は異物が何か?何故2Fで暫く水を使用していると突然溢れて来るのか、その原因の特定ですね。排水管の中に水がたまっており、油まみれなので映像も見難いのですが、何度かカメラを挿入しなおしていると油が1mくらいにわたってガンヅマリでした。

原因が解ればそれを取り除く作業なのですが、2Fから高圧洗浄を行うと溢れるのは必至。1Fからだと2Fまで高圧洗浄機の洗管ホースが上がるかな?と思い、より圧の高いエンジン式の高圧洗浄に切り替え、カメラを2Fから入れて異物に届いているか確認しながら1Fから高圧洗浄作業を行いました。
↓その時の動画です。

カメラの先から高圧洗浄のノズルが噴射しているのがかろうじで解る動画ですが、結果として患部に届き 無事油を除去しました。

後は清掃しておわりです。難航するような排水詰まりの現場はルートを正しく把握することですね。


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2018年02月27日