排水管清掃(西東京市)

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油による強固なつまり

西東京市にある、駅前のお店様からグリストラップつまりの除去の依頼をいただきました。ですが、結構な重飲食店でご要望としては徹底的に排水管を奇麗にしてほしいとのご依頼でした。

適材適所な道具を使用

詰まりを抜くこと自体は正直難しくない感じでした。グリストラップの詰まりを解消して欲しいという依頼なら、やっほーい!くらいの非常に軽いノリです(笑)ですが、このクラスの排水管を奇麗にしてほしいといわれると正直大変だなぁ・・というのが率直な感覚です。

動脈硬化ってこういうことなのか・・

排水管の口径が実は大きくて100mmあるんですよ。入り口は75㎜なのですけど。なので23㎜ワイヤー用の先端を16㎜のワイヤーにつけるという荒業を使い(そういう接続プラグは荒業でもなく販売されています)事に挑むのですが

一度詰まるを抜けたあと確認したのですが、2.7mからして既にこれ・・・これこれこれこれこれこれーーーーーー!と叫びたくなる状態です。15mくらいは公共桝まではあるので、先が思いやられます。10年以上油で揚げたものを出すお店さんの手付かずのメイン管そのままでした。

2回目通したときが写真の状態ですね。それでもチェーンの破壊力は強く、カメラ画像はあべこべになっておりますが、下は鼠色の排水管(塩ビ管)がみえはじめました。

どのレベルを求めるかによりコストは変わる

カメラが入った状態で時にワイヤーを機械で回さないといけない状態があります。もしかしたら、何故高圧洗浄をしないのだろう?と思われるかもしれませんが、高圧洗浄というのは、ノズルが前に進むとき手前に水を掻きだしながらノズルが入るのです。つまり油が全部上流(手前)にきてしまうのです。ましてやこの量の油を高圧洗浄で溶かすと、排水管の中はどろどろにとけた油で、にっちもさっちもいかない詰まりを発生させる危険があるのです。液状になられてしまうと管の中で残り、結局それが再びかたまるからあまり洗浄できたとはいいにくいのです。また液状になることでワイヤーは効かなくなり、下流からではないので高圧洗浄をしても手前に油を寄せるだけという非常に、難航した現場を自ら起こすことになってしまいます。

排水管清掃で大切なことは高圧洗浄ではなく、カメラで確認すること。

ワイヤーで砕いていけば、時間との兼ね合いでやがて奇麗になります。尿石と比べればはるかに崩しやすいです。ただ3時間くらいは寡黙に作業していました。よく、ワイヤー作業だと排水管を傷つけるとおっしゃる業者さんもいますが、それは単純に高圧洗浄で高額請求したいだけの経験の浅い業者さんのでお気をつけてください。高圧洗浄もワイヤーも適材適所です。実際高圧洗浄をしてもらったのに直ぐつまるトラブルなんていうものはざらにあります。それは単にノズルをいれて少し油を取ったくらいでも高圧洗浄をしたことになりますからね。清掃を希望する場合はカメラは必須だと思います。

グリストラップ詰まり抜きは本当に得意です。

もちろん、弊社の場合は詰まり抜きだけのご依頼も承っていますし、本来そちらの方がありがたいです。その際も排水管口径に適合している機材、ワイヤーなどを使用しますので、再発はしにくいです。お客様のご要望に応じて対応しておりますが、もともと排水管が完全閉塞していた状態が7割8割穴が広がれば、早々に再発することはないと思います。

グリストラップ詰まり抜き料金目安

以下は出張費も含んだ概算です。

グリストラップまでの排水つまり(1次側)15,000円~20,000円程度
グリストラップ先、排水口径50㎜以内及び排水管10m程度15,000円~20,000円程度
グリストラップ先、排水口径100㎜以内及び排水管15m程度20,000円~30,000円程度
排水管距離が20m~25,000円~
管内カメラ使用料12,000円~

ご依頼ありがとうございました。

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