葛飾区の下水つまり解消

今回は、葛飾にあるお見せさんから、下水つまりで大量にあふれてしまっているとのことでご依頼をいただきました。その対応をした事例になります。

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下水つまりでマスからあふれ出す

両津勘吉でおなじみの葛飾区亀有にあるお店さんで、下水つまりにより、溢れてしまっているとご依頼をいただきお伺いしました。現場に到着すると既に大量の油が流出し始めている状態でした。

排水マスあふれ

難航する下水つまりの現場は複数で対応

日中だと仲間の応援を呼べたり、一緒に活動していることもあるので、事は結構重大で大変だけども、なんとかなる気しかしない。これを一人でなんとかってなると涙はちょちょぎれるのですが、仲間がいる安心感をこの時ほど大きく感じる事はなかなかないです。

下水マスの溢れ

ワイヤーによる下水つまり抜き

取敢えず排水管の口径が全くわからない以上、あまり大きいワイヤーをいれても、一般的な水道屋さんがもっている10㎜程度のワイヤーをいれても、らちが明かないだろうと思い、とりあえず16㎜のワイヤーをつっこむことにしました。感覚としてはそれほど深くないマスという印象です。深すぎると手を突っ込んでワイヤーをガイドしないといけないから、その時は地獄絵図が広がります(笑)若干水位が引きましたけど、これだけの油と汚物であればすぐには流れないので水道ホースで水を流しながら少しずつ流していきます。

下水マスつまり

コンクリートジャンゴォー

ある程度水位が引いてきたので、マスというマスを開けていきました(あふれなくなったので)。どこもかしこも全滅しています。全長で言えば30mくらいある。水道ホースで水を流しながら流すには限界があるし、公共桝や最終マスはなんと、横断歩道を渡り切ったすぐそこにあるんですよ。こんなものが一般の方の靴にでも着いたら大問題です。「困った時はお互い様だよね」という日本社会は既に崩壊していて、通行の邪魔にならないようにやるしかない。

大量の油を除去

マンパワーを駆使する

私たちがとった戦術は、すくうということでした。公共下水をつまらせたらそれはそれでまた大事ですからね。悪質な業者なら公共下水は東京都の管轄ですからね~といえなくもないですが、弊社も一応指定をいただいているので迷惑はかけられません。ワイヤーで少しずつ詰まりを抜き、取れるものは手ですくい。そして、水道ホースで流す。

排水マスの正常化

機能を改善させる

私たちの仕事は詰まりの除去と再発防止と機能改善ですからね。詰まりが抜けただけで今回はいけないので、できるだけ機能を回復させました。ズボン見ていただければわかると思いますが、着替えは当然車に積んであっても、着替えればいいというレベルはとっくに超えてしまいました。一回シャワー浴びないと他のお客様のところには行けない。

下水つまり解消

機材不足の会社ではきついかも・・

これが一番最初の写真の溢れていたマスです。この後、通水しつつ、溢れた周りの駐車場なども水巻をして終了です。結構広めの駐車場で、排水管が長い場合、最終マスの方でつまるとそれはそのまま、貯水できてしまうので、なかなか詰まりに気づかないのです。そして夜の間に少し水が引いたりするからどんどんどんどん汚物とか油とかだけが残っていく。今回はそういう現場でした。技術はそれほど必要ではなく、ただ、ある程度機材をもっていないとこういう現場の解決はきついとおもいます。いや、ある程度機材をもっていてもきつい現場でした(笑)ですが徹底的にやったことと、これだけのものが溢れれば責任者としてはパニックにもなりますよね。改善して喜んでくださっていたので、対応できてよかったなって思います。

ご依頼ありがとうございました。

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