松戸市の排水つまり解消

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松戸市内の下水つまりを解消

松戸市にある量販店からトイレが詰まっているという連絡を頂き、現地に伺いました。それはある程度の規模のある店舗で、建物の外にある排水マスが多すぎるため、本来は下流側からアプローチをしたいところですが、図面がないためにどこに何の排水管が繋がっているのかがわかりにくい状態でした。

トイレのつまり
下水のつまり
松戸市排水つまり

床上浸水している状態

現場に到着すると、足の踏み場もないほど既に水が溢れている状態でした。小便器からは自動的に水が溢れています。しかし、水位がこれ以上、上がることはなく、ただ掃除口の中は水で満たされていました。これは下水の詰まりを示しています。建物の外を調べましたが、上述したように、排水マスが多すぎてどこにつながっているか正直分からなかった。それならばと、建物の内側から作業を始めるべきだと思い作業を開始しました。

掃除口の溢れ

最初のアプローチはもちろん、建物内部の掃除口から行います。出口が不明な以上、上流側からの作業となります。使用するワイヤーは連結式のものなので、60m以上連結することは可能ですが、ワイヤーが回転するかどうかは問題となります。外の排水マスまでを直線距離で考えるとおよそ20m程度ですが、管が曲がっていることを考えると、おそらく30mか40m程度になるでしょう。掃除口の口径がそれほど大きくない場合、一番心配なのは詰まりは解消されてもワイヤーが引き出せないということです。

正直、こういう時はかなり緊張します。

20mを超えたあたりからは、2mずつワイヤーを連結しては引き、再び2m連結しては引きという作業を繰り返します。何度か冷や汗を流しながら、34mから36mの付近でワイヤーが回転しなくなりました。これは硬いものが詰まっているというよりは、距離が長すぎるためにおそらくナプキンのように水分を含む異物にぶつかり、回して破壊する力が伝わりにくくなったのだと思いました。

下水管のつまり

トラブルの規模が大きければ仲間を呼びます。1人では時間がかかる現場も、仲間が加わることで解決への速度が上がります。これは、トイレの掃除口からワイヤーをいれたわけではありません。仲間には外にいてもらい、マスというマスを解放してどこでワイヤーが回っているのか音を確認してもらっています。

「解った!」

と携帯に着信が入りました。そして確認にいき、そこからカメラを入れるとビンゴでした。出口が解れば話は早い。

線機材で排水詰まりを解消

下水用の大型トーラーを使用する。枝管ではなくて、ここから3m付近のところに詰まりがあるにすぎない。それが解ればパワーで異物を破壊してしまえばいい。3mならば十分力は伝わりますし、またより大型のトーラ機を使用します。排水トラブルはパズルのようなもので、1つ1つピースをはめ込んでいくような印象で、どんどん完成していくことでその根本の問題にたどり着きます。最初からここだとわかっていったら、ものの数分で解決していました。だけど、それは上流側に詰まりがあるかもしれないし作業をしないとわからないのです。もし、上流側にあったとしたら、この外からの大きなワイヤーは、掃除口に向かう途中で別のルートにいってしまう。つまり永遠に解決しません。

高圧洗浄は必ずしも必要ではない

高圧洗浄などそうそう必要ない

よく、現場に行くと、他社さんのお見積りをみることはあります。そしてそこには必ず記載されているのが、高圧洗浄機材使用料。それはわかります。設置するのにも手間はかかりますからね。ですが1mあたり5,000円の文字。それはどういう事を意味するかというと。このケースで言うと36m×5,000円なら180,000円になる。そんなバカな請求をしたならば、管理会社の様からの依頼の場合ならば必ず干されます(笑)画像は同じように下流側から確認しています。一度詰まりが抜けた後、ここに高圧洗浄は必要でしょうか?排水管は多少の汚れが付着していても奇麗なものです。

排水詰まり除去終了

薬剤を蒔いて、ブラッシングして、最後にモップをかけて掃除口をもどして作業終了です。40m近くワイヤーをいれるのに時間が結構かかってしまった。それでも到着から3時間くらいで解決いたしました。ワイヤーが抜けなくなりそうになるたびに何度もヒヤリとしました。それでもやらないといけない時は、心が何度も折れかけます(笑)それでも、「解決しました。」と案内するときは、妙に爽やかな顔をつくるようにしています(笑)それは自分の中にあるどんな格好つけなのだろう(笑)

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